暗殺教室
-第1巻-

出版社:集英社
発売日:2012年11月2日
収録話:第1話〜第7話 +番外編



  ∴データ


余りページのおまけ

■キャラクタープロフィール、『殺せんせー』『潮田渚』『烏間惟臣』

■『椚ヶ丘中学校 連絡掲示板』
 くぬどん「要するにE組はいろいろとダメって事だね!!」

■『手間を惜しまない ――それが嫌がらせの極意』

■『殺意は地球を救う』(悪質ネタ)



小ネタまとめ

■マッハ20
 音速の20倍。さる憂国が開発した大陸間弾道ミサイルの終末速度と同程度の速度となる。
 ソニックブーム云々というツッコミは先生の粘液が華麗に受け流してくれるので心配ない。

■最新鋭の戦闘機
 F-22ラプター。
 高性能のステルス戦闘機だが最高速度はたったの2000km/h程度。当然ながら殺せんせーには追いつけない。

■AKB'88
 『秋山・清原・バークレオ'88』の略。38に見えんくもない。決して某アイドルグループの事ではない。
 ちなみに松井先生は巨人ファン。

■The K.Y. Times(悪質ネタ)

■Junkies(悪質ネタ)

■渚の英作文
 父の誕生日を祝うために寿司屋に行ったという内容。
 New Horizonでは教えてくれない単語がちらほらと見受けられる。さすが進学校。

■奥田さんへの宿題
 塩化アンモニウムの『NH4Cl』と亜ジチオン酸ナトリウムの『Na2S2O4』がどうのこうの。
 途中で見切れているのでどんな化合物が完成するかは不明。しかしどこから仕入れて来るんだろう。

■ポケモントレーナー(悪質ネタ)



  ∴感想
松井先生、待ちに待った新連載です。

作品全体の奇抜な発想はそのままに、『ネウロ』の時と比べて少しだけ丸く丁寧になった作風が見どころ。
本作のストーリーを一言で表すなら、
最重要人物であるタコ型超生物の教師を中心にアサシンたる生徒達が取り囲むという人物相関図のもと繰り広げられるほのぼの系学園ドラマ
という感じでしょうか。長いですけど。
学園ドラマと言えばとてつもなく普通ですが、それを構成する要素の数々はまさに異常のオンパレード。
やはり只者でなかった松井先生ご本人曰く、「トリッキーなことをやるのはあくまでベタを光らせるため」との事です。
様々な謎と伏線を散りばめて拡散へ、そしてそれらを回収しつつ収斂へと転じていく、あの素晴しいストーリー展開をもう一度拝ませてもらいましょう。

さて、連載発表から4ヶ月ほどして発売された単行本第一巻。
割と至る所に設置された細かい小ネタやおまけページの有効活用法といったものは前作の名残を感じさせます。
表紙がなんだかアレな事になっているけれど、これが次巻次々巻へとどのように変異していくのかも見どころですよね。

それから第7話ラストのちょっとアレなコマ、本誌で見た時は大丈夫かよこれと思ったけれど、得に修正点は見られませんね。
ほっとしています。






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