出版社:集英社
■殺せんせーの三感覚器官早見表
■『暗殺バドミントン 基本ルール』
■『椚ヶ丘中学校 連絡掲示板』
■『椚ヶ丘学園学校案内』
■『3年E組 BEST5 〜総合学力編〜』
■三種の神器in修学旅行
■松井風・斉木楠雄
■設定集
■ビッチ先生の愛用銃
■Kill'em all
■本物の銃
■ビッチ先生の雇用者候補一覧画面
■外人のイメージ画
■ペリー提督(悪質ネタ)
■高速強化テスト勉強をおこないます(クワッ)
■大丈夫?寝室で休んだら?
■台無しの先生(悪質ネタ)
■殺せんせー vs 斉木楠雄 〜入間市最終決戦〜
椚ヶ丘中学校というフィールドがいかに理不尽な校則を主人公達に強制しているかが啓示され、
初っ端の8話からイリーナ・イェラビッチ先生(以下ビッチ先生)が登場しました。
そして前作でいう"怪盗サイ"、つまり主人公の当面の宿敵というポジションに就いたキャラクターは理事長の浅野先生なんだろうか。
それから30人近くもいるE組のメンバーですが、その全員にそれぞれの設定や物語が用意されているというトリビアにちょっと驚きました。
発売日:2012年12月28日
収録話:第8話〜第16話 +特別読み切り
∴データ
【余りページのおまけ】
デフォルトは"誕生日" "身長" "体重" "得意科目" "苦手科目" "趣味、特技"の6つっぽい。
目の隣に耳と鼻が追加されるとなんかプレデターのレーザーサイトみたいになる。
決して「うちのサイトのロゴマークみたい」とは言わない
殺せんせーの顔を模したボールとナイフ状のラケット(?)を用いてテニスコートの前半分で行われるスポーツ。
ボールに触れる方法は2つのみで、ナイフラケットの刃部分に当てる"斬撃"と先端部分に当てる"刺突"とがある。
"斬撃"による得点は1点で"刺突"による得点は3点。
ちなみに杉野友人は第10話にて刺突によるスマッシュを決めている。
くぬどんふたたび現る。
渚たちの通う中等部の偏差値が66、高等部の偏差値が71。
東京都なんかの高校偏差値ではよくありそうな数値だが、「全国指折りの優秀校」と呼ばれる所以は中高一貫制か。
くぬどんみたび現る。書体を変えてまでの豹変。
一学期中間テストの総合点ランキング。
男子一位は赤羽業、494/500点。女子一位は片岡メグ、364/500点。
カルマ、名前の読み方といい成績といい夜神月みたいな奴だ。
曲線定規に関しては第15話を執筆中だった時の松井先生が机にあったのを起用したのではないかと勘繰ってしまう。
笛吹直広いやなんでもないです。
連載開始前に用意しておいたと思われる、3年E組全員分のキャラクターデザイン。あと制服や校章などのデザイン画も。
こいつらでけーな
【小ネタまとめ】
殺せんせーを『デカい先生』と呼んだ店員の勤め先。
どっかの親子を彷彿とさせる店名だ。
レミントン社製造のダブル・デリンジャー。
上下二連式になっていて装弾数は2発。潜入での暗殺にはもってこいの小型拳銃だが殺せんせーに向けて使われる事はなかった。
ビッチ先生が連れて来た男の一人が弾倉に落書きしていた文字。
大昔のメタルバンドですか。
U.S.AS12。韓国製のフルオートマチックショットガン。
一番下の人外を見る限りどこぞのSNSみたいなノリ。
ジャック・スパロウと……『ブラック・ラグーン』のレヴィじゃないよねこれ。
「クワッ」というと千年帝国のあの人を思い出す。
と言いつつ殺しにかかる岡野ひなたさん。
言わずもがな、修復に失敗してえらい事になったスペインのフレスコ画。
『斉木楠雄のΨ難』作者の麻生周一先生が松井先生と同郷という事でこんなコラボが実現した。
なお同郷の話については、両作者が『魔人探偵脳噛ネウロ』『ぼくのわたしの勇者学』をやっていた時期からジャンプの巻末コメントで言及されていました。
∴感想
暗殺教室第二巻。
カバーデザインはやっぱりこのパターンでいくようです。
触手が縦横無尽にうねりまくる、ネウロの時のような高密度書下ろしのラインナップを期待していなくもなかったけれども、
「シンプルイズザベスト!」、「書店で目立つ!」などと考えれば郷愁など怖くはないさ。
そして後々どう変容(ネウロっぽく言えば進化)していくか予想のつかない新キャラクターが登場した第二巻。
物語を本格化させるにあたり、その土壌を固める作業が着々と進んできている感じですね。
1巻のラストでは悪びれる様子もなくベッドの上で男を殺し、何やら只者じゃない感を匂わせてくれた彼女ですが、
カルマに『ビッチ先生』というあだ名を付けられた辺りから早々にギャグキャラ化。
うーん、登場する刺客の扱われ方を見る限りはまだまだそんな段階ですよねえ。
しっかし女性を描くのが上手くなりました松井先生。
この人もこの人で後々には丸くなるのを想像してしまうけれど、フィールドの主たる重要なキャラクターであるという事は念頭に置いておきましょう。
殺せんせーや渚や茅野の背後にいるのは単なるモブキャラなどではなかったと。さすがです。
全員分の話を描き切るには膨大な時間と労力が必要になるかと思われますが、牛乳とホウレン草の力が続く限り松井先生、頑張ってください。
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